古代の叡智が現代農業を変える!カタカムナ×イヤシロチの秘密
イヤシロチとは何か

「イヤシロチ(弥盛地)」という言葉は、楢崎皋月によって広められました。
この言葉の意味を分解すると、「イヤ」は“いよいよ”、“ますます”、“高まる”を表し、「シロ」は“地”や“場所”を意味します。
つまり、イヤシロチとは 「生命がいきいきと栄え、調和と活力が高まる土地」 のことです。
一方、その対極にあるのが「ケガレチ(穢地)」です。
「穢れる地」と書くように、そこはエネルギーの流れが滞り、人や動植物の生命力が弱まる土地のことを指します。
楢崎氏は、全国を巡りながらこの“場の質”の違いを科学的に調査し、その結果を体系化していきました。
楢崎皋月の発見と調査
戦後、楢崎氏は兵庫県六甲山に研究所を構え、土地の電位や磁場を測定する実験を始めました。
彼は各地の神社や古墳、寺院など「気持ちが良く、人が集まる場所」を訪れ、そこがどのような電気的・磁気的特性を持つのかを調べました。
すると、興味深い結果が得られました。
生命力を感じる場所では、地面の電位がプラス(陽)とマイナス(陰)のバランスを保ち、空気中のイオン量も安定していたのです。
逆に、居心地の悪い土地や体調を崩しやすい場所では、電位の偏りが大きく、マイナスイオンの減少が見られました。
楢崎氏はこの違いを「場の調和」と捉え、エネルギーの流れがスムーズで生命が活性化する土地を「イヤシロチ」と名づけたのです。
イヤシロチの特徴
イヤシロチには、いくつかの共通する特徴があります。
- 空気が澄み、呼吸が深くなる。
- 植物がよく育ち、害虫が少ない。
- 動物が集まり、人が落ち着く。
- 水が清らかで、味が柔らかい。
- 神社仏閣、古代遺跡などが多く存在する。
これらは単なる偶然ではありません。
イヤシロチでは地中の水脈や鉱物層のバランスが良く、地電流や磁場の乱れが少ないため、空気や水のイオンバランスが保たれます。
また、微生物や菌類が活発に働くため、土壌が自然に浄化され、生命の循環がスムーズに行われます。
つまり、イヤシロチとは「自然の生命活動が最も円滑に行われる場所」なのです。
ケガレチとの違い
反対に、「ケガレチ」ではエネルギーの流れが滞っています。
地磁気の乱れや人工的なノイズによって場が不安定になり、電位のバランスが崩れてしまうのです。
こうした場所では、植物が病気になりやすく、動物が寄りつかず、人も長時間いると疲れを感じることがあります。
楢崎氏は、このような土地を“エネルギー的に疲弊した場”ととらえ、イヤシロチ化(=場の再生)を目指す研究を行いました。
土地の電位を調整する装置を設置し、マイナスイオンを増やす方法、磁場を整える配置などを考案しました。
このような発想は、当時の科学者としては非常にユニークでありながら、後に環境デザインや建築学、農業などの分野で応用されるようになっていきます。
イヤシロチと人の心
イヤシロチは、単なる地質学的条件を満たした土地というだけではありません。
そこには「人の心」との共鳴が大きく関わっていると考えられます。
人間の身体もまた、微弱な電気や磁場を発しており、周囲の場と常に影響し合っています。
そのため、怒りや不安、悲しみなどの感情が多く集まる場所では、場のエネルギーが乱れやすくなります。
逆に、感謝や祈り、笑顔があふれる場所では、エネルギーが整い、自然と生命が活性化していくのです。
つまり、イヤシロチは人がつくり出すものでもある のです。
大地の力と人の心の波動が共鳴することで、はじめて真の癒しの場が生まれる。
それが楢崎氏の研究の核心でした。
カタカムナとのつながり
楢崎皋月のイヤシロチ研究の背景には、カタカムナの思想が息づいています。
カタカムナでは、宇宙を構成するすべてが「波動」や「場の共鳴」でつながっていると考えます。
つまり、人の意識も土地も、水も植物も、同じエネルギーの循環の中で影響を与え合っているのです。
イヤシロチとは、カタカムナ的に言えば、「カム(潜象界)とカラ(顕象界)のエネルギーが最も調和している場所」 です。
そこでは、見えない世界と見える世界がスムーズに循環し、生命が自然と元気を取り戻していきます。
まとめ
イヤシロチとは、
- 生命エネルギーが高く、場の調和が取れた土地
- 地電流や磁場、微生物のバランスが安定している場所
- 人の心や祈りが調和を保つ「共鳴の場」
であり、カタカムナ的宇宙観の“地上での具体的表現”とも言える存在です。
人と自然、見えない力と物理的現象を結ぶこの概念は、次章で扱う 「イヤシロチと農業」 において、より実践的な形として花開いていきます。
場のエネルギーと生命活動

私たちが暮らしている世界は、目に見える物質だけでできているわけではありません。
大地の下には微弱な電流が流れ、空気中には電磁波やイオンが飛び交い、地球全体は巨大な「エネルギーの場(フィールド)」として呼吸しています。
この見えないエネルギーの流れが生命の活動を支え、環境の調和を保っています。
楢崎皋月の研究が明らかにしたように、生命は「場」によって生かされている のです。
場のエネルギーが整えば、植物も人も健康で生き生きとし、逆に乱れた場では、成長や免疫のバランスが崩れていきます。
生命と場の関係
生物学的に見ても、生命体は常に環境からエネルギーを受け取り、それを代謝しながら生きています。
植物は光(フォトン)を吸収して光合成を行い、地中の微生物や水の分子運動からもエネルギーを得ています。
この一連のプロセスを支えているのが「場の調和」です。
場が整っている土地では、電位差や磁場のバランスが安定し、土壌微生物が活発に働きます。
その結果、根が健全に伸び、養分が自然に循環し、植物は外的ストレスに強くなります。
つまり、「よい場」は生命のリズムがスムーズに循環する環境をつくり出しているのです。
微生物と電位の共鳴
楢崎氏は、イヤシロチの研究を進める中で、微生物の活動と土地の電位 の間に密接な関係があることを発見しました。
微生物は、地中の電気的環境や水分の流れに非常に敏感で、土壌の電位が安定すると活発に分解や発酵を行います。
その働きによって、土壌は自らを浄化し、栄養を豊かにしていきます。
逆に、ケガレチのように電位のバランスが崩れた土地では、腐敗菌や病原菌が優勢になり、作物が病気になりやすくなります。
これは現代の土壌学でも、「土の中の電子の動き」「酸化還元電位(Eh)」などとして確認されている現象です。
つまり、生命と場は電気的に共鳴している のです。
人間の体も植物も、微弱な電流で情報を伝達しており、環境の電位が安定しているほど、その生命活動は整いやすくなります。
水と場の調和
水は、場のエネルギーを運ぶ重要な媒介です。
楢崎氏は「イヤシロチには清らかで柔らかい水が流れている」と述べています。
その理由は、水の分子構造が「場の波動」に影響を受けやすいからです。
近年の研究でも、水は単なるH₂Oではなく、分子同士が小さな集まり(クラスター)をつくり、その形が音や電磁波によって変化することが確認されています。
この現象は、カタカムナの「言霊は物質に影響を与える」という思想と驚くほど一致しています。
つまり、場が整えば水も整い、水が整えば生命が整う のです。
農業においても、水の質は作物の味や栄養価に直結します。
イヤシロチのように場が調和している土地では、水が生きた情報を運び、植物の細胞に優しく作用します。
音・意識・祈りが場を変える
イヤシロチの研究で特に興味深いのは、「人の意識や言葉、音の響きが場に影響を与える」という点です。
私たちが発する言葉や感情は、空間に微細な振動として伝わり、周囲のエネルギー場を変化させます。
たとえば、感謝の気持ちで「ありがとう」と言葉をかけると、空間の波動が整い、植物や水にポジティブな変化が起きることが報告されています。
これは、江本勝氏の水の結晶実験や、音響農法の実験でも確認されています。
つまり、言葉や音は単なる心理的なものではなく、場を構成する実際のエネルギー因子 なのです。
祈り、歌、笑顔――それらはすべて「場を整える行為」です。
イヤシロチとは、人と自然が共鳴し合うその結果として生まれる“共調空間”なのです。
農業における「場づくり」
現代農業では、土壌分析や肥料設計など、数値的な管理が重視されます。
しかし、カタカムナやイヤシロチの視点から見ると、それだけでは生命の本質をつかみきれません。
同じ肥料、同じ水を使っても、「場」が違えば結果はまったく異なる のです。
場を整える農業とは、
- 土壌の電位を安定させること
- 微生物の共生バランスを保つこと
- 水や空気の流れを滞らせないこと
- 人が感謝と祈りの気持ちで土地と向き合うこと
です。
それは、科学と精神が融合した“波動農法”ともいえる取り組みです。
農場全体を一つの生命体としてとらえ、場の呼吸を感じながら作物を育てる――これこそ、イヤシロチ的農業の本質です。
まとめ
場のエネルギーは、生命の根源的な支えです。
電位や磁場、水や音、そして人の意識が調和するとき、場は整い、生命が豊かに循環し始めます。
イヤシロチとは、自然が本来持つリズムを取り戻した状態であり、人間がその中で調和して生きることを可能にする“地上の聖域”なのです。
そして、この「場の力」を農業に応用することこそが、次章で詳しく解説する 「イヤシロチと農業の融合」の核心となります。
イヤシロチと農業の融合

農業とは、単に作物を生産する行為ではなく、「大地と宇宙をつなぐ生命の循環」を体現する営みです。
カタカムナの宇宙観と楢崎皋月のイヤシロチ理論を重ね合わせると、そこには「場を整えることで命を育む」という一貫した原理が見えてきます。
つまり、農とは“場の芸術”であり、生命と共鳴する科学”でもある のです。
土地のエネルギーを読み解く
イヤシロチ的農業の第一歩は、「土地の声を聴くこと」です。
土壌の栄養バランスやpHを分析するだけでなく、風の通り、湿度、水脈、磁場の流れ、光の入り方など――土地全体のエネルギーの流れを観察します。
楢崎皋月は、「地電流」「地磁気」「水脈の走行」が生命活動に大きく影響すると指摘しました。
地電流がスムーズに流れる土地では、微生物が活性化し、植物の根も深く張ります。
一方、電位が滞る土地では、腐敗が進み、根腐れや病害が起こりやすくなります。
イヤシロチ農法では、これを“土地の気の流れ”としてとらえ、地形や植生を見ながら最適な畑のレイアウトを考えます。
たとえば、水脈の上に樹木を植えて陰陽のバランスを整えたり、磁場の流れに沿って畝を配置したりすることが行われます。
土地を単なる「生産の場」ではなく、「生命の共鳴空間」として扱うのです。
土づくりは「場づくり」
肥料を入れる前に、まず“場を整える”――これがイヤシロチ的な農の基本です。
具体的には、土壌中の電子バランスを整えることで、微生物と植物の共生を促します。
イヤシロチ農法では、炭素や木炭、天然ミネラル、竹炭などを土壌に混ぜて「電子の循環」を良くする方法が使われます。
これらの素材は微弱電流を通しやすく、マイナスイオンを安定させる働きがあるため、土中環境の酸化を防ぎます。
また、落ち葉や堆肥などの有機物を十分に発酵させて使うことで、土の中に自然な電位差が生まれ、微生物が活発に働く“生きた土”になります。
これは、単なる有機農法ではなく、「生命エネルギーの循環を再現する技術」なのです。
場が整うことで、肥料を多く与えなくても作物の根が自ら養分を引き寄せ、自然のバランスの中で生長していきます。
植物と人の共鳴関係
イヤシロチ的農業では、植物を単なる“作物”ではなく、一つの生命存在として尊重します。
植物は場の波動を敏感に感じ取り、人の意識にも反応すると考えられています。
農家が感謝の気持ちを持って作物に声をかけたり、優しく触れたりすることで、植物の生育が良くなる――この現象は多くの農家の経験として語られています。
科学的にも、人間の言葉や音の振動が植物ホルモンやカルシウムイオンの流れに影響を与えることがわかっています。
つまり、「心を込めて育てる」というのは単なる比喩ではなく、実際に波動として植物に伝わる現象 なのです。
カタカムナの観点から見れば、これは「言霊」がカム(潜象界)を介してカラ(現象界)に働きかけている状態です。
つまり、農業とは“人の言葉と意識が宇宙の法則に共鳴し、命を動かす行為”でもあるのです。
イヤシロチ農場の実例
イヤシロチ理論を取り入れた農場では、次のような共通点が見られます。
- 化学肥料や農薬を使わなくても、病気が減る。
- 作物の味が濃く、香りが豊かになる。
- 農作業中に疲れにくく、作業者の体調も良くなる。
- 農場に鳥や虫、小動物が自然に集まる。
- 土の色が黒く深みを増し、水は透明で澄んでいる。
これらの変化は、単なる偶然ではなく、「場の波動」が整うことで生命の循環が円滑に働くようになった結果です。
つまり、イヤシロチ的な場では、自然が自ら治癒する力 を取り戻しているのです。
「アワの原理」と農の循環
カタカムナの「アワの原理」は、拡散と収束、生成と統合のリズムを示しました。
この原理を農業にあてはめると、次のようになります。
- ア(拡散):種をまき、芽を出し、成長する過程。
- ワ(収束):実を結び、枯れ、土へ還る過程。
つまり、農業とは「ア」と「ワ」の永遠の循環であり、イヤシロチのように場が整った土地では、このサイクルが最も美しく働きます。
そこでは、枯れることも死ぬことも新しい命の始まりであり、生命は絶えず更新され続けていくのです。
人と大地の関係を取り戻す
イヤシロチ農業の本質は、人と大地の信頼関係 にあります。
土地を支配するのではなく、土地の声を聴き、共に働く。
この姿勢は、近代農業の機械的な合理主義とは対照的です。
「土を敬い、自然を師とする」――これは古代から続く日本の農の精神でもあります。
カタカムナの宇宙観とイヤシロチの場の哲学は、この精神を現代に蘇らせるための道標です。
まとめ
イヤシロチと農業の融合とは、
- 土地のエネルギー(電位・磁場・水脈)を調え、
- 微生物や植物の生命力を引き出し、
- 人の意識・言葉・祈りを通じて場を整えること。
この三つが揃ったとき、農は単なる生産ではなく「宇宙との共鳴行為」となります。
作物が実るという現象の背後には、見えない生命の音楽が流れているのです。
そして、その音楽を感じながら働くことこそ、イヤシロチ的農業の真髄 なのです。
イヤシロチ農法の実践 ― 生きた場を育てる技術と心

イヤシロチ農法とは、単に作物を育てるための技術ではありません。
それは、「大地を癒やし、生命の流れを整える農の哲学」であり、人と自然が響き合う実践的な方法論です。
ここでは、土地のエネルギーを高め、作物の生命力を引き出すための代表的な六つの実践法を紹介します。
どれも古代の叡智と現代科学が融合した、調和的な農の在り方です。
炭埋法 ― 炭による電位の安定化
最も基本的で効果の高い方法が「炭埋法」です。
木炭は微細な多孔質構造を持ち、電子を蓄える性質があります。
これを地中に埋めることで、土地全体の電位差を緩和し、プラスとマイナスのバランスを整えます。
手順:
- 1㎡あたり約2〜5kgの木炭(竹炭・備長炭など)を用意します。
- 土壌表面から30〜50cmの深さに穴を掘ります。
- 炭を敷き詰め、軽く踏み固めて土を戻します。
- 農地全体に数メートル間隔で網目状に行うと効果的です。
炭は微生物の住処となり、保水力・保肥力を高めます。
さらに、マイナスイオンを発生させて土壌の電気的バランスを整え、作物の根が健全に伸びやすくなります。
この結果、腐敗的な環境が減少し、発酵的で生命力に満ちた“呼吸する土”が生まれるのです。
埋設電極法 ― 地電流を整える
イヤシロチのもう一つの重要要素が「地電流」です。
地球内部には常に微弱な電流が流れており、植物の根のイオン交換や養分吸収、さらには発芽や病害抵抗性にも関係しています。
実践方法:
- 銅線またはステンレス線を地中に埋め、畑の四隅をつなぎます。
- 中央部には炭を埋め込み、導線で接続して「地電流の通り道」を作ります。
- 電位が安定すると、作物が病気にかかりにくくなり、根張りが強くなります。
この方法は、楢崎皋月が提唱した「地電位調整装置(イヤシロチ化装置)」に通じています。
科学的にも、電磁環境のバランスが植物の成長を左右することは確認されており、これは“波動農業”とも呼べるアプローチです。
つまり、地球と作物をつなぐ「電気の呼吸」を整える農法 なのです。
水脈と風の流れを整える
イヤシロチの土地は、水と風が調和しています。
水脈が滞ると土地が湿りすぎてケガレチ化し、逆に流れが速すぎると乾燥して電位が乱れます。
畑には適度な勾配と排水路を設け、雨水が滞らず、かつ地中の水脈が安定して流れるようにします。
風もまた「気の流れ」として重要です。
風がよどむと気が滞り、病害虫が発生しやすくなります。
そのため、防風林やハウスの換気口の向きを自然の風向に合わせることで、場全体の循環が整います。
水と風は見えないエネルギーの流れを形にしたものであり、これを整えることは自然の呼吸を取り戻す行為なのです。
祈り・感謝・言霊の実践
イヤシロチ農法の核心は、「人の心の波動」にあります。
土地は人の意識に共鳴し、感謝や祈りのエネルギーを受けて波動を高めます。
古来、日本の農民は「お天道さま」「田の神」に祈り、苗や稲に声をかけました。
それは単なる信仰ではなく、音と言葉による場のエネルギー調整だったのです。
現代の農業でも、朝の作業前に「今日も命を育てさせていただきます」「ありがとう」と声をかけるだけで、畑の空気が変わります。
科学的にも、肯定的な言葉が微生物群や水の分子構造に良い影響を与えることが報告されています。
言霊は「音の波動」であり、作物や大地に直接響く“生命のメッセージ”なのです。
微生物共生による場の再生
イヤシロチの土壌は、腐敗菌ではなく発酵菌が優勢です。
これを再現するために、EM菌・乳酸菌・光合成細菌などの善玉微生物を培養し、堆肥や液肥として散布します。
微生物が炭や土中に定着すると、空気・水・電気・栄養の循環が滑らかになり、土がまるで呼吸するようになります。
発酵型の土壌では、根の張りが強く、病害が減り、作物が自ら環境に適応するようになります。
これは、カタカムナでいう「アワの原理(拡散と収束の調和)」が地中で働く状態です。
つまり、生命の螺旋循環を大地に再現する ことがイヤシロチ農法の目的なのです。
農具・資材・暮らしの調和
場を整えるのは土地だけではありません。
使う道具、資材、そして農家自身の生活リズムもまた“波動”として影響します。
金属製の農具は磁場を乱すことがあるため、可能であれば竹製や木製のものを併用します。
化学肥料や農薬の多用は、電子のバランスを崩し、場を重くします。
また、農家自身の暮らしも「自然とともにあること」が大切です。
太陽と共に起き、風や鳥の声に耳を傾け、感謝の心で一日を終える。
この生活そのものが、土地をイヤシロ化する波動となります。
人間は、場の一部であり、同時に場を変える存在です。
自らが整えば、土地も整い、作物も応える。
それが「人と自然の共鳴」としてのイヤシロチ農法の真髄です。
まとめ― 生きた場を育てる
イヤシロチ農法の目的は、自然を操作することではなく、自然と調和しながら生命の流れを再生することにあります。
電位・微生物・水脈・言霊――これらはすべて、ひとつの「場の共鳴」という原理でつながっています。
この農法を実践することで、作物が健康に育つだけでなく、
人間の心や体、さらには地域全体の空気までもが癒やされていきます。
大地を癒やすとは、人を癒やすこと。
場を整えるとは、世界を整えること。
それが、カタカムナとイヤシロチが教える“生命の農法”なのです。
持続可能な農の哲学 ― カタカムナ的循環社会へ

カタカムナとイヤシロチの思想を貫いて流れているのは、「すべての生命はつながり、調和の中で生きている」 という宇宙的な真理です。
この原理は、現代が直面する環境破壊、気候変動、食料危機などの課題を乗り越えるための根本的なヒントを与えてくれます。
それは、自然を管理・支配の対象とするのではなく、「共に生きる存在」として尊重する生き方への転換です。
カタカムナ的「循環の哲学」
カタカムナが示す宇宙観では、すべての存在は「発生・成長・成熟・還元」という螺旋的な循環の中にあります。
この循環の流れを止めることなく、いかに調和的に保つかが生命の本質です。
農業も同じです。
土が作物を育て、作物が命を与え、人がその恵みに感謝して生きる。
そして人の営みから出たものが再び土に還り、また新しい命が芽吹く――この永遠のリズムこそ「アワの原理」が地上で具現化された姿です。
現代の大量生産・大量消費の農業は、この循環を断ち切ってしまいました。
化学肥料や農薬による短期的な収量は得られても、土壌の微生物や生態系のバランスは崩れ、生命のリズムが乱れています。
カタカムナ的農の哲学は、こうした“直線的な文明”から“螺旋的な文明”への転換を促しています。
「調和の科学」としての農業
持続可能な農業とは、単にエコやオーガニックという表面的な手法ではなく、自然と調和する科学 であるべきです。
その根幹にあるのが「場の理解」です。
- 土壌中の電子の流れ
- 微生物の共鳴関係
- 水や空気の波動
- 太陽や月のリズム
- 人間の感情や祈り
これらすべてが「場の科学」としてつながり、総合的に生命の成長を支えています。
つまり、農業とは生命エネルギーの統合的マネジメントであり、カタカムナの言葉でいえば「カム(潜象)」と「カラ(顕象)」をつなぐ行為なのです。
楢崎皋月のイヤシロチ理論が示したように、「場」が整えば生命は自然に健やかになります。
土を耕すとは、単に作物を植える準備ではなく、「場の波動を調整し、生命が循環しやすい環境をつくる行為」なのです。
人の心が土地を変える
イヤシロチ的視点に立つと、農業の成否を決める最大の要素は「人の意識」です。
土地は人の心を映す鏡のようなものであり、感謝や愛情を持って接すれば、土も応えるように豊かになります。
農場に笑顔があふれ、感謝の言葉が響く場所は、それだけでエネルギーが整います。
逆に、焦りや怒り、不安が渦巻く場所では、作物もどこか元気を失ってしまうことがあります。
これは単なる精神論ではなく、量子レベルで説明できる現象でもあります。
人の意識が発する波動が周囲のエネルギー場に影響を与え、微生物や植物の情報伝達に変化をもたらすのです。
つまり、人の「在り方」そのものが、農業の最大の肥料であり、場を整える最良の道具なのです。
「イヤシロチ社会」への展望
もし私たちが、イヤシロチ的な発想を農業だけでなく社会全体に広げることができたら、どんな世界が実現するでしょうか。
それは、競争や効率よりも、共鳴と調和を重んじる社会 です。
- 教育の場では、子どもの個性を「命の波動」として尊重し育む。
- 医療の場では、病を治すのではなく「生命のリズムを整える」発想へ。
- 経済の場では、利益の追求よりも「循環と持続」を軸にする。
- 環境政策では、森や海、風や水を“生きた存在”として扱う。
カタカムナとイヤシロチの思想は、これらの分野を貫く“全体調和の原理”を教えてくれます。
つまり、イヤシロチ的農業は、社会全体が「生きる場=共鳴する場」へと変わる第一歩なのです。
科学と祈りの融合
現代社会では、科学と宗教、理性と感性、技術と精神が分離してしまいました。
しかしカタカムナ思想は、その分断を超えるヒントを与えます。
宇宙の原理は、数式で説明できると同時に、祈りや感謝の言葉でも体感できる。
科学とは、目に見えない真理を観測する手段であり、
祈りとは、目に見えない真理と共鳴する方法です。
両者は本来、同じ方向を向いているのです。
農業もまた、データと感性、分析と直観を統合することで、真の「生命科学」として成熟していくでしょう。
農業から始まる新しい文明
文明の始まりは農業にあり、文明の再生もまた農業から始まります。
土地を癒し、食を整え、人の心を穏やかにする――それが、次の時代の農業の使命です。
カタカムナの言葉で言えば、「ア(始まり)」から「ワ(和・輪・完成)」へ。
すべてが一つの大きな循環の中にあるという自覚が広がれば、
人間社会も地球も、再び調和のリズムを取り戻していくことでしょう。
まとめ
カタカムナとイヤシロチの思想は、古代からの贈り物であり、未来への道しるべです。
それは「科学を超えた科学」であり、「祈りを含んだ技術」でもあります。
農業とは、宇宙と大地の愛の対話です。
種をまくことは希望をまくこと、土を耕すことは心を耕すこと。
私たちがその精神を取り戻したとき、地球全体がイヤシロチとなり、
人も植物も、そして宇宙そのものも、美しい調和の音を奏でるはずです。
次回に続きます。

