甘くて美味しい完熟トマトの作り方 コンプリートバージョン(5) 育苗の方法

トマトの作り方

イマジンファーム・アップルトマト オリジナル農法でのトマトの作り方

イマジンファーム・アップルトマトのあるスギです。

今日は9月17日です。彼岸前なのに真夏のように暑いです。去年も暑かったですけど、今年はもっと暑い気がします。来年2025年7月が太陽活動の最大期に当たるらしいので、どうなってしまうのでしょうか?

ハンガリーのブダペスト工科経済大学の科学者の論文によると、今、太陽系は、銀河系の中心部に一番近づいているらしく、高いエネルギーが支配する宇宙の領域に入っているらしいです。

気候変動の影響を受けているのは地球だけではなく、太陽系全体が気候の大きな変化を受けている模様です。

太陽の異常なエネルギー活動の原因も、その影響を受けて、異常気象、過去最高の気温を更新している地球も、この宇宙規模のエネルギー帯への突入が関係しているのでしょう。

個人的にはこのエネルギーはプラズマであり、太陽系全体が高プラズマ領域に突入していると思います。

では、来年の地球と人類の未来は・・・・・

我が農園でもトマトの定植作業も後半戦に入り、忙しさMAXですが、仕事がひと段落ついたら、趣味のギターを再開したり、読みたい本も沢山あるので、それらを楽しみにしつつ、ラストスパート頑張りたいと思います。

DSC_0034

今回は、育苗の方法です。

種まきして発芽した新芽から定植するまでの苗の管理、育成方法を紹介したいと思います。

(定植直前の苗)

基本事項

私の場合、育苗期間が8月、9月で気温が高い時期になり、苗の成長スピードが早いので、播種してから定植までの日数は、21日〜30日です。

セルトレイに播種し、育苗後、接木せずそのまま定植します。ポット移植もしません。セルトレイから直接圃場に定植します。

接木苗は根張りが良く病気に強いので良いのですが、食味が落ちるので、自根栽培します。

15年位連作で、土壌消毒なし、接木なしでトマトを自根栽培してますが、今まで深刻な病害虫に侵されることなく順調に栽培出来ています。

余計な手間も時間もお金もかけずに、シンプルに簡単に出来て、悪影響もないので、この方法を長年採用してます。

水やり

新芽が出てから子葉が展開し、本葉が見え始めるまでは多めに水やりをします。

晴れた日の朝に水やりをし、天気の悪い日は控える(徒長と病気の原因になる)。

夕方、日が暮れる頃、土の表面が乾くくらいが基本です。

本葉が展開し始めたら、水を徐々に絞っていきます。

葉の先端が少し萎れてきたら、水やりのタイミングです。

水を絞って管理して、徒長を防ぎ、根張りを良くし、葉、茎の締まったガッチリとした苗を作ります。

定植直前には、たっぷり水やりして、土を湿らせ、定植を待ちます。

自根栽培した場合、初期生育が旺盛になるので、定植後水やりした後は、灌水はギリギリまで控えます。

病害虫

育苗期間中、注意する病害虫。

コナジラミ、ハモグリバエ、トマトサビダニ、立枯れ病、サビ病、灰色カビ病

害虫が多い時期なので、7日〜10日間隔で農薬散布した方が良いです。

発芽して1週間経ったら、「アルバリン顆粒水溶剤」3000倍希釈を水やりの時混ぜて、散水し、苗に吸収させる。

定植する直前に「アニキ乳剤」を2000倍希釈を散布する。

育苗期間中に悪天候が続けば病気が多発する場合があります。

苗立枯病には「オーソサイド水和剤」

灰色カビ病には「トリフミン水和剤」

サビ病には「カリグリーン」などを散布します。

農薬散布の回数を減らす目的で重曹、片栗粉の希釈液の散布などを間に挟むのも良いでしょう。

・重曹 800倍〜1000倍希釈で使用。葉に白い汚れが付く場合があります。高濃度では苗を枯らしてしまうので絶対使用しない。

うどん粉病、灰色かび病、サビ病を抑制します。

片栗粉 1000倍希釈で使用。大きめの鍋に水を8割ほど入れ、沸騰しない程度(80℃くらい)に熱する。

片栗粉を入れ、底に沈殿したり、焦げたりしないようにゆっくりかき混ぜる。

白濁色から透明に色が変わり、粘り気が出るまで熱したら、タンクに溜めておいた水(片栗粉100gなら水100ℓ)に投入し、かき混ぜる。

片栗粉を溶いた水が白濁色の状態で散布すると葉に白い跡がつくし、粘着力も弱いので、必ず透明になるまで熱して使用する。

アブラムシ、コナジラミ、ダニなどに効果があり、片栗粉のデンプンが固まることで、虫の気門を塞いで、窒息死させます。

その他の管理

暑さで苗が弱ってしまわないように、暑さ対策はしっかりとする。(遮光、換気扇、ミスト)

1日、1.2回、苗の頭を手で軽く触ってあげると、徒長が止まり、苗の抵抗力が高まります。

毎日触れられて成長した植物は、茎が太く短く、そして「遅く」成長していくことにより基本的に自身の構造自体を強く成長していくと同時に、触られるごとに内部でジャスモン酸エステルという植物のホルモンを多く分泌するのですが、この植物ホルモンの作用で、植物は「どんどん強く」なります。

このジャスモン酸エステルは、植物の葉を食べる生物の胃の機能を弱め、また、真菌(カビ)などに対しての抵抗力を高めるメカニズムを持ちます。そのジャスモン酸エステルの生産システムを「起動」させるのが、人間がさわることなのです。

余った苗は、定植した苗に不具合があった時のために、ポットに移植して管理していきます。

培養土は「タキイの育苗の土」が品質が安定していて、肥料も混入しているので、便利です。

家庭菜園の場合

ご家庭でプランター栽培の場合、育苗期間は3月〜5月で、セルトレイに播種して、30日前後が定植時期です。

生育適温は25度〜28度で、12度以下になると生育が遅くなります。地域によっては最低気温が0度を下回る場所があるので、霜には絶対に当てないよう気をつけてください。

夜温が12度以下になる場合は、室内に移動するか、シートを被せるなどをして寒さを防いでください。

日当たりの良い場所において、光合成を促進させ、丈夫な苗に仕立てていきます。

セルトレイから直接プランターに定植してもいいですし、1回ポットに移植してもいいです。

ポットに移植する場合は、1ヶ月間ポットで育苗し、着花してきたら定植時期です。

ポットでの育苗期間中は、水を絞って管理し(苗が萎れてきたら水やりする)、ガッチリとした苗を作っていきます。

その他、病害虫が出やすい時期なので、毎日よく観察して、病害虫の兆候が出てきたら、早めに対処するようにしましょう。発見が遅れて、全体に広がったら、いくら農薬を散布しても効きません。

ホームセンターで色々苗が販売されているので、苗から育てたい方は、購入して定植してもいいです。定植時期は4月~5月です。

タイトルとURLをコピーしました