イマジンファーム・アップルトマト オリジナル農法でのトマトの作り方
イマジンファーム・アップルトマトのあるスギです。
猛暑の日々が続きますが、みなさん如何お過ごしでしょうか?
最近、株価の乱高下が激しく、世界のあちこちで戦争、内乱、デモが激しくなっています。大地震の危険性も高くなっています。このように世の中の変化の激しい時には、時流を追い求めるのではなく、原理、原則に基づいた生き方、経営の仕方が大事になってくると思います。
原理、原則的な生き方とは、毎日、汗水垂らして働き、質素、倹約し、家族と仲良くし、自然の摂理と共に生きることである。
マスコミが流す情報に惑わされて、株や不動産に投資するのではなく、自分自身に、自分の仕事に、自分の将来に投資し、どのような変化が訪れようと生き残っていけて、明るい未来を創造できる礎を築いていく必要があると思います。
毎日、目まぐるしく変化する世の中の激しい荒波に飲み込まれまいと、必死に食らいつき、精神的にズタボロになるより、毎朝、太陽と共に起床し、笑顔で1日が始められるような日々を送りたいものです。
それでは今回は、トマト作りの土台となる隔離培地の作り方について詳しく書いていきたいと思います。
隔離培地とは、地面とトマトを定植する培養土を隔離する資材、コンテナ、プランター類の事です。
要は培養土が入り、トマトの根が地面に触れなければどのような資材でもいいわけです。
甘いトマトを作る上で水分コントロールは最も大事な作業です。できるだけ水を絞ることによって、水分ストレスが起き、トマトもそれに打ち勝とうと、根を張り、葉をひろげ、生命力を限界まで引き出し生きて行こうとします。その結果、味が濃厚になり、コクが出て甘く美味しいトマトができます。
トマトの根を培養土内に閉じ込めて、水分コントロールしやすくします。根が培養土から出て地面に侵蝕すると、水分コントロールしにくくなるし、病気に侵される危険性があります。
完全に根を隔離することが絶対条件です
それでは、私が実際に行なっている方法をご紹介します。
私は、できるだけ費用を安く抑えたかったので、除草シートを使って隔離培地を作っています。除草シートを袋状にしてその中に培養土を入れて、トマト栽培しています。
今現在設置して18年経ちますが、劣化も全然してなくて、まだまだ何年も持ちそうです。
除草シートも種類がいろいろあるので、出来るだけ厚みがあり、目の細かいシートを選んでください。シートの幅は1メートルです。
まず、土を15センチから20センチくらい盛り上げて、その上に除草シートを引きます。
寸法は幅45センチ、高さ22,5センチ、折り返し5センチです。
除草シートを袋状にして、両サイドにワイヤーを通して、シートの端を折り曲げてホッチキスで止めていきます。
1メートル間隔で支柱を打ち込みワイヤーと結束していきます。
排水を良くしていく為、5センチ間隔でハンダゴテで穴を開けていきます。
地面との間に、除草シート一枚と0,15ミリのPOフィルム一枚を二枚重ねて敷きます。
最初は除草シート一枚だけだったのですが、除草シートの目の隙間から根が出ていき地面に触れてしまうので、POフィルムをもう一枚敷くことにしました。あと、ねずみが出て来て、巣を作るためにシートの下に穴を掘ることがあります。その時にシートを傷つけてしまうので出来るだけシートを厚くしておきます。
通路には、前作の残渣をそのまま切り落とし、ひき詰めています。せっかくの有機物捨てるのはもったいので、マルチ替わりにしてます。除草にもなる、病気対策にもなる、冬場、ハウスを密閉した時の微生物による炭酸ガス効果もある。
通路にひきはじめて10年位経つけど、下の方から徐々に微生物によって分解されるので、かさばることはないです。ハウスのサイド部分は雨が染み込んで分解が速いので、もみ殻を毎年ひきます。
清潔で綺麗に管理された圃場より、色々な微生物が蠢いている土壌。ミミズや昆虫、小動物、様々な生命が活動し共存している環境の圃場の方が、生命力あふれる作物ができると私は思っています。
家庭菜園の場合
家庭菜園で育てる場合は、プランターやコンテナ、頑丈な箱や袋でもいいし、私みたいに除草シートで自作してもいいです。
培養土がたっぷり入って、頑丈で、排水が良ければ、なんでもいいです。
皆さんも、自分なりの隔離培地探してみてください。
次回は培養土について書いていきたいと思います。